会長挨拶

東海間税会連合会は、名古屋国税局管内の東海4県にある間税会の連合会です。間税会は消費税を始めとする間接税に係わる納税協力団体として、国民生活の実情を踏まえた公正な税制と円滑な税務運営を推進する観点から、毎年、税制及び税務執行に関する提言活動を行っております。

間税会では消費税の『軽減税率制度』について強く反対しておりましたが、令和元年10月に消費税率の10%への再引き上げと併せて『軽減税率制度』が実施されたことを踏まえ、我が国の財政において最も大きな税収をもたらす消費税制度について、より公平で合理的な制度になるよう、改めて消費者の目線で提言してくこととしております。

また令和5年10月から導入するとされる『インボイス制度』(適格請求書保存方式)について、我が国の500万を超える免税事業者の多くが取引から排除される恐れがあり、我が国の社会経済構造には馴染まない制度であると考え、仕入税額控除の仕組みについては、現行の『区分記載請求書保存方式』を維持すべきとしております。

しかしながら、令和3年10月から始まる『インボイス制度』の事業者登録受付について、周知不足・理解不足のまま未登録となり、仕入税額控除が適用されずに取引から外されることになっては本末転倒であるので、間税会では税務当局のPR事業にも積極的に協力するものであります。

間税会は、時代の変化・要請に柔軟に対応し、国民生活や個人事業者の目線で様々な事業活動・提言をする団体です。
入会希望の方は東海間税会あるいは地元の間税会へお問い合わせください。


東海間税会連合会  会長 清水 順二